【老後資金問題】低下傾向にある「所得代替率(年金のもらえる割合)」で考える老後生活
マネーの達人様にコラムを掲載させていただきました。
老齢年金をいくらもらえるのか?
リタイア後の生活を考える上で避けては通れない重要なポイントです。
老齢年金の給付水準は現役時代の収入の何割を年金給付で賄えるかという所得代替率という指標であらわされています。
この所得代替率は流動的であり、出生率・人口動態・男女共同参画の実現度や給与水準の推移など多くのパラメータによって変化します。
しかし近年は所得代替率の低下傾向が続いており、老後どのくらいの割合で収入を補えるか予想を立て、そのための対策を立てるのが重要となってきています。
【老後資金問題】低下傾向にある「所得代替率(年金のもらえる割合)」で考える老後生活
将来、自分たちはどれくらいの年金をもらえるのでしょうか。
老後資金の問題が顕在化する昨今、多くの人に共通する悩みと言えます。
年金の給付額に関しては、現役時の手取り収入に対し、老齢年金がどれくらいの割合を賄えるのかを示す「所得代替率」という指標が用いられています。
所得代替率は2014年度の62.7%をピークに低下傾向を示しており、2019年度は61.7%となっていますが、今後も低下傾向が続いていくと予想されています。
年金給付の効果が低下していく中で老後生活をどのように変化し、準備していく必要があるのでしょうか?