忘れていませんか?「セルフメディケーション税制」 優遇制度を賢く利用しましょう。
マネーの達人様にコラムを掲載させていただきました。
膨らみ続ける医療費を削減するため、花粉症薬を病院で処方する場合の自己負担率を変更しようという提言がなされました。これにより薬局での購入が促されることで、現在はイマイチ活用されていなかったセルフメディケーション税制が脚光を浴びることが期待されています。
忘れていませんか?「セルフメディケーション税制」 優遇制度を賢く利用しましょう。
同じ成分・効果の薬があるのに、薬局では買わずに病院を受診して同様の薬を処方してもらうことで安価に薬が入手できる場合があります。
これは薬局で購入する薬は全額自己負担ですが、病院の処方薬であれば最大でも3割の自己負担で済むからです。
しかし、そのせいで医療費が膨らみ、市販薬では代替できない薬に充分な助成ができないことが問題となっています。
政府はこうした問題を解決するため、2017年から市販薬と処方薬のギャップを埋め、市販薬の購入をうながすために「セルフメディケーション税制」を導入しました。
2018年こそ低調な利用率に終わってしまいましたが、先日大企業の会社員らが主に加入する健康保険組合連合会(健保連)は、医療費圧縮のため代替薬のある花粉症の治療薬に関しては保険適用外や自己負担率の引き上げなどを行うべきとの提言をまとめました。
我が国において国民花粉症は国民病とも言えるほど多くの人たちが悩まされている症状です。
治療費の負担を軽減させるためにもセルフメディケーション税制につい改めて知っておきましょう。